旅館・ホテル等の観光産業は、担い手となる若手の人材不足が喫緊の課題となっています。学生向けに観光産業で働く魅力を説明会や現地視察、旅館等へのインターンシップを通じて伝え、観光産業へ就職を希望する若手人材を確保するサポートを実施しました。
- 背景
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県内では、旅館・ホテルなど観光産業の次世代の担い手となる若手人材の不足が喫緊の課題となっていました。若手にとって魅力ある産業、より良い職場にしようとする風土を県内の観光事業者側に醸成するとともに、実際に若手に伝える場を創出することが求められていました。
- 課題
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- 若手にとって魅力ある産業、より良い職場にしようとする観光事業者側の風土醸成
- 若手と観光産業の接点づくり(プロモーション施策)
- 取り組み内容
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旅館を中心とした県内観光事業者の取り組み強化として「人材確保研究会」を開催。また学生への接点として、説明会やインターンシップなどを開催しました。
魅力ある労働環境を考える 人財確保研究会
- イメージを変えるプロモーション等の改善策
- 労務環境、風土を変えるステップ論での改善策
- 人事賃金評価制度等の仕組みを整える改善策
- 外国人労働者を視野に入れた検討、模索
- 方向性を明確にするための先進事例の視察
- 個別の施設で活用できるステップ論の整理
観光産業で働く魅力、やりがいを正しく伝える 観光人財確保・育成支援事業
- イメージ変革のプロモーション
- 旅館等の観光産業のやりがいや魅力を伝える説明会
- 文化、役割、働く楽しみを体感
- 旅館等の業務に関心を持った学生向けの現地視察会
- 自分が働くイメージと目標感の確立体験⇒実践⇒志望+候補者囲い込み
- 旅館等でのインターンシップ
- 実施効果
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参画した旅館・ホテルをはじめとする観光事業者にとって総合的な人材確保策をさまざまな面から学ぶことができただけでなく、学生とのリアルな接点を持ったことで学生が抱いていた「過酷」という業界イメージを払拭、やりがいや魅力を伝えることができ観光産業のイメージ向上に寄与することができました。
- 今後の展開
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他府県で行われる就職説明会へ複数旅館・ホテルで合同参加するなど若手人材の確保にむけて連携を深め、継続的に取り組みを行ってまいります。