CASプログラムとは「Career Axis Support Program」の略称で、アクティブ・ラーニング型で進行するオリジナルのキャリア教育プログラム。
Career Axis(キャリアの軸)とは「働く理由の中で、もっとも大切にしたいこと」です。これからの予測困難の時代をどう生きるのか、自己分析や社会人との対話を通して、この「キャリアの軸」を明確にしていき、今自らが何を高め、何を学ぶのかを探していきます。
- 背景
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「ひとりひとりの社会的・職業的自立に向け、必要となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」(H23年 中教審より)
キャリア教育とは、このように定義されています。
それまでの「職業教育」ではなく、JTBでは『これからの社会をイキイキ働く社会人を育てる』をビジョンに、全国でキャリア教育プログラムを展開しています。CASプログラムでは、次の3部構成で設計されています。
- 「働く理由」について理解する自己理解
- 確かな職業観・勤労観を育成するパネルディスカッション
- 社会で必要なスキルの把握と将来の設計をする発展学習
親でも先生でもない、多様な生き方をする社会人「第3の大人」が授業を進行することで、学校の中だけではなかなか伝えきれない「自らのキャリアを切り拓く」あり方や考え方について学んでもらい、生徒が主体的に将来を考えるキッカケにします。
- 課題
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大学附属の私立高校のため、附属校ということである程度有利にその大学に進学はできるが、その先で学ぶ意欲を見出せずに伸び悩んだり、大学を退学してしまう生徒が一定数いることを課題として抱えていました。
また、大学に進学すことが目的になってしまい、どうしても勉強に対するモチベーションが低いという課題感もありました。
- 導入経緯
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特に管理職の教師が、JTBのキャリア教育プログラムが、働く意義や必要性について生徒自身が考え、多様な人々との交流を通して、キャリア形成の軸を見出していくことを目的としている点に大変共感をして導入に至りました。
- 導入効果
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「働くこと」をより現実的に、自身のこととして考える機会になりました。
<生徒の実施後アンケート回答(一部)>
- 「実際に多様な働き方をしている人の話を聞くことができたことで、楽しさや大変さをリアルに学べた」
- 「苦労や葛藤の中で頑張って行動をしていきたい」
- 「学生時代に学ぶことの必要性を感じた」
また、アンケートの満足度は「5(高い)」:87%、「4」:13%(計100%)と非常に高い結果となりました。
CASプログラムを導入していただく学校の様相は多岐に渡ります。進学校から進路多様校、私立の大学附属の学校や地域の公立校、女子校や男子校など。
それぞれの学校の要望に応じて、その学校が育成したいチカラや育てたい生徒像、プログラムに対する要望や目的に応じた社会人を派遣します。
キャリア探究や進路探究にもご活用ください。