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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 辞退を減らす内定者懇親会とは?おすすめのプログラムや成功のコツ

2025.03.24
ミーティング&イベント
人材・組織力強化
生産性向上

内定者懇親会は、内定者同士や内定者と企業の社員が交流し、親睦を深めることを目的として開催されるイベントのことです。 この記事では、内定者懇親会の開催メリットや、当日の流れ、おすすめのプログラムを詳しく紹介します。成功のコツから開催の注意点や成功事例、役立つサービスまで網羅していますので、ぜひご覧ください。

内定者懇親会とは

最初に、内定者懇親会とはどのようなものか、一般的な懇親会との違いについて紹介します。

内定者懇親会の概要

内定者懇親会は、内定者同士はもちろん、社員との交流を深め、入社への意欲を高めるための会です。内定者同士の交流が中心の場ですが、自社の文化や価値観を理解してもらうための貴重な機会でもあります。内定者がコミュニケーションを取りやすい環境を用意し、仲間意識を育んでもらうことで、入社後の円滑なスタートを切るサポートにつながります。

懇親会と懇談会の違い

懇談会は特定のテーマや議題に基づき「話し合う」場であり、意見交換を通じて結論や方向性を導くことが求められます。一方、内定者懇親会は、親睦を深めることを主目的としており、リラックスした雰囲気のなかで内定者同士の交流を促進し、仲間意識を醸成する場として開催されます。

内定者懇親会を開催する目的

開催する企業側にとって、内定者懇親会の最も重要な目的は、内定辞退率の低下です。この会を通じて、内定者同士の交流を深め、入社後に働くイメージを具体化してもらうことで、入社意欲をより高められます。また、内定者同士が親しくなれば仲間意識が生まれ、企業への期待感や安心感も増します。
さらに、懇親会の場で内定者の懸念や不安を直接解消することでも、内定辞退のリスクを効果的に下げることが可能です。

内定者懇親会で意識したい3つのこと

内定者懇親会を開催するにあたって、意識しておきたいポイントを3つにまとめて紹介します。

内定者同士の交流による仲間意識の醸成

内定者懇親会では、参加した内定者同士が互いの名前や背景を知り、交流することで、入社前から「同期」としての仲間意識を育むことができます。会社や同期と向き合う時間を提供すれば、内定者に「この会社に馴染めそうだ」と感じてもらいやすくなります。
入社前から同じチームの一員としての連帯感を持ってもらうことで、内定者の入社意欲もより確実なものとなり、安心感を与える場として効果的です。

内定者の特性や性格の理解

内定者懇親会は、企業側が入社前の段階で内定者それぞれの性格や特性を理解する絶好の機会です。懇親会中に実施するゲームや交流の場を通じて、1人ひとりの性格や価値観、行動パターンが自然に見えてきます。内定者がどのようにチームに貢献できるか、どのようなサポートが必要か、などが把握しやすく、入社後の社内適応をスムーズに進める基盤を築けます。

会社理解による入社意欲の向上

内定者懇親会は、会社のビジョンや文化について直接内定者に伝える絶好の機会です。その場を活用して、自社の魅力や方針を分かりやすく伝えることで、内定者の会社理解をより深められます。会社への理解が進むことで、内定者は社会人としてのスタートに期待感を持ちやすくなり、入社意欲の向上にもつながります。

辞退を減らす!?内定者懇親会のおすすめの3つのプログラム

内定者懇親会において、内定の辞退を減らせるような、参加者にとっても魅力的で効果的なプログラムを3つ紹介します。

他己紹介

まず、内定者を2人組にし、互いに質問を通じて相手のプロフィールを理解します。その後、得た情報を簡潔にまとめ、他の参加者に向けて発表します。
このプログラムは、コミュニケーション力を高めるだけでなく、限られた時間で必要な情報を収集し、それを効果的に伝えるスキルを養うことができる点でも効果的です。

「誰の自己紹介?」ゲーム

事前に、内定者に自己紹介カード(氏名を除いた「出身地」「特技」「趣味」などを記入)を作成してもらい、その情報を基に誰の自己紹介かを当てるゲームを行います。
このゲームは、内定者同士の関心を引き出し、自然な会話を促進します。また、会話のきっかけが作りやすくなるため、懇親会の序盤を盛り上げるプログラムとして特におすすめです。

社内報作成

社内報の作成は、会社理解とチームワークの向上に役立ちます。内定者にグループワーク形式で取り組んでもらい、会社の理念や方針を理解した上で、先輩社員へのインタビューや業務内容を紹介するコンテンツを用意してもらいます。
グループワークによって内定者同士の連携が深まり、会社との距離感が縮まります。また、主体的に取り組めば、会社理解がより深まる効果も期待できる有用なプログラムです。

一般的な内定者懇親会の流れ

ここからは、内定懇親会での一般的な当日の流れや、実施する際に参考になるステップを紹介します。

STEP01企業側からの挨拶

内定者懇親会の始まりは、企業側からの挨拶です。まず、内定者に対して歓迎の言葉を述べ、参加してくれたことへの感謝を伝えます。その後、懇親会の目的や意義について簡単に触れ、当日のタイムスケジュールを共有します。工夫次第で、内定者がリラックスし、スムーズにプログラムに参加できる雰囲気を演出できます。

STEP02自己紹介

内定者懇親会の最初のプログラムには、自己紹介タイムを設けるのが一般的です。この場で内定者同士が名前や所属、簡単なバックグラウンドを紹介し合うことで、互いを知るきっかけを作ります。自己紹介を通じて参加者同士の距離感が縮まり、その後のプログラムへの参加がよりスムーズになります。「他者紹介」などのプログラムを取り入れるのもおすすめです。

STEP03グループワーク

次に、グループワークで内定者同士の交流を深めます。内定者をいくつかのグループに分け、企業理解が深まるような作業や課題を取り入れて、入社後の仕事のイメージを掴みやすくします。また、アイデア交換やコミュニケーションを通じて、相性や特性が見えるため、内定者同士の関係構築やチームワーク力の向上も期待できます。

STEP04座談会

社員との座談会や質問会を実施し、内定者が直接社員と交流できる場を設けるのも一般的です。社員のアドバイスや経験談を共有することで、内定者の入社前の不安を軽減し、仕事や会社に対する理解を深められます。また、リラックスした雰囲気での会話を通じて、内定者と社員の関係構築を促進する効果も見込めます。

STEP05ゲームやアクティビティ

ゲームやアクティビティを通じて内定者同士、また社員との交流を深める時間も必要です。特に、チーム対抗のゲーム大会を実施すると、内定者同士の自然な会話が増え、協力を通じてチームワークも強化されます。内容は、楽しみながらお互いを理解できるものを選ぶと効果的です。リラックスした雰囲気で交流が進めば、会社への親近感も育めます。

STEP06社内見学

内定者懇親会の一環として社内見学を実施することで、内定者にこれから働く環境を具体的にイメージしてもらい、入社意欲を高めることが期待できます。見学を通じて「どんな人たちと」「どんな風に」働くのかを感じてもらい、入社前の不安を解消する効果もあります。
先輩社員に案内を任せたり、社員を紹介したりすることで、より親しみやすい雰囲気を作り、内定者との関係構築を促進することもポイントです。

STEP07質疑応答

内定者懇親会のメインプログラムが終了したタイミングで質疑応答の時間を設け、これまでの流れで疑問や質問がないかを確認します。その場で丁寧に回答するだけでなく、内定者からの質問内容を次回の懇親会のプログラムや改善点に活かすことで、より充実した内容を提供できるようになります。内定者が気軽に質問できる雰囲気作りも大切です。

STEP08今後の連絡

内定者懇親会の最後には、終わりの挨拶とともに今後のスケジュールを共有します。次回の懇親会や研修の予定、重要な提出物や課題がある場合は、このタイミングで明確に伝えることが重要です。そうすれば、内定者は安心感を持ちつつ、スムーズに入社準備を進められます。

内定懇談会を成功させるコツ

内定懇談会を成功させるために効果的なコツや満足度を高めるポイント、注意点を紹介します。

相性の良さそうなメンバー同士をまとめる

内定者懇親会を有意義な場にするには、相性が良さそうな内定者同士を近くの席にしたり、グループワークのチーム分けを工夫したりすることがポイントです。そうすることで、話が弾みやすくなり、交流が自然に深まるため、参加者の満足度が上がります。また「他の内定者と雰囲気が合わなかった」などの理由での内定辞退を防ぐ効果も見込めます。

さまざまな部署・人柄の従業員との交流の場を設ける

内定懇談会では、人事・採用担当者だけでなく、さまざまな部署や人柄、年齢、性別の社員が参加する場を設けることが成功のカギです。多様な社員と交流することで、内定者は相性の良い社員やロールモデルを見つけやすくなり、「この人と働きたい」と思えるきっかけを得られます。 また、部署や年次ごとの雰囲気を知ることで、入社後のギャップを減らせる効果も期待できます。さらに、現場メンバーが内定者の特性を理解することで、適切な配属先の検討にも役立てられます。

継続的に開催する

内定懇談会を成功させるには、継続的に複数回開催することも重要です。そうすることで、より多くの内定者に参加の機会を提供でき、内定者同士の絆が深まります。 また、入社を迷っている内定者や入社意欲が十分に高まっていない内定者へのフォローが可能になり、入社意欲の向上を促進できます。継続的な交流が、内定者の安心感と結束を育むポイントです。

準備を入念に行う

内定懇談会を成功させるには、入念な準備が欠かせません。事前にリハーサルを行い、必要な機材・道具を確認しておくことが重要です。特にオンライン開催の場合は、通信環境に留意し、入念にリハーサルをしておくことが重要です。 また、細かくタイムスケジュールを設定し、進行管理の流れを明確にしておくことで、当日の運営をスムーズに進められます。参加者全員が安心して臨める懇談会にするためには、万全な準備が必要です。

内定者懇親会に活用できるサービス4選

内定者懇親会に外注可能な、おすすめのサービスを4つ紹介します。

01内定式・入社式の企画・運営サービス

自社での準備が難しい場合、「内定式・入社式の企画・運営サービス」を活用するのもおすすめです。内定者懇親会の実施だけでなく、社員との交流イベントや会社施設の見学などを取り入れるプランもあるため、内定者の企業理解やモチベーションの向上に役立ちます。プロのサポートを活用することで、より充実したプログラムで実現できます。

内定式・入社式の企画・運営サービス

02運動会・スポーツフェスティバルの企画・運営サービス

内定者懇親会、運動会やスポーツフェスティバルを取り入れる企画・運営サービスを活用することで、内定者同士や社員との絆を深める場を提供できます。競技を通じて協力し合うきっかけが生まれ、自然な会話が促進されます。
また、社員の家族も参加することで、企業への信頼感や親近感が高まり、内定者のモチベーション向上にもつながります。一致団結を促すユニークな方法としておすすめです。

運動会・スポーツフェスティバルの企画・運営サービス

03感動パーティープロデュースサービス「Living Auberge」

食事を通して、内定者同士や先輩社員とのコミュニケーションを創出する方法もあります。
感動パーティープロデュースサービス「Living Auberge」では、必要な機材の貸し出しも含まれているため、食事用のテーブルがないオフィスでも開催できます。温かい雰囲気のなかで交流を深め、内定者にとって特別な体験を提供したい場合におすすめです。

感動パーティープロデュースサービス「Living Auberge」

04「7つの習慣®Outdoor」~「思考」と「実践」を繰り返し、感動を伴う体験をするから定着!個人・チーム・組織の内面からの強化につながる唯一無二のプログラム~

内定懇親会に「7つの習慣®Outdoor」の実践プログラムを取り入れることで、内定者同士の絆を深め、共通体験を通じた相互理解を促進できます。このようなプログラムは、自己成長や効果的なコミュニケーションを学ぶ機会を提供し、内定者が将来の同僚としての関係を築くきっかけとなります。また、企業とのつながりを強め、内定辞退を抑制する効果も期待できます。

「7つの習慣®Outdoor」~「思考」と「実践」を繰り返し、感動を伴う体験をするから定着!個人・チーム・組織の内面からの強化につながる唯一無二のプログラム~


まとめ

内定者懇親会は、内定辞退を防ぐための効果的な手段であり、内定者の特性を理解する貴重な機会にもなります。また、内定者同士の親睦を深め、交流することで仲間意識が生まれ、入社後にいきいきと働くイメージをより具体的に持ってもらうことも期待できます。成功させるためには、効果的なプログラムや内容を慎重に計画し、入念なリハーサルを行うことが重要です。
最後に、2024年4月の新入社員研修の実態調査レポートをご紹介します。この資料では、最新の新入社員研修の動向や企業が採用している取り組みについて詳しくまとめています。新入社員研修のご担当者様にとって有益な情報が満載ですので、ぜひご覧ください。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

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