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企業・団体向け WEBマガジン「#Think Trunk」 チームビルディング研修の目的・効果とおすすめの研修事例4選!

2025.03.11
HR(Human Resources)
人材・組織力強化
従業員満足(ES)向上

チームビルディングとは、各自のスキルや能力、経験などを最大限に発揮して目標を達成できるチームを作り上げていくことです。チームビルディング研修は実施する階層によって目的がそれぞれ異なるため、実施する目的を明確にする必要があります。この記事ではチームビルディング研修の概要から目的、実施する際のポイントや注意点を紹介します

記事を読んだ後にすぐ取り組みできるように、記事の最後にお役立ち資料「オンラインプログラム集①」~チームビルディング編~を掲載しています。おすすめのチームビルディング研修も紹介するので、ぜひご覧ください。

チームビルディングとは

チームビルディングとは、各自のスキルや能力、経験などを最大限に発揮して目標を達成できるチームを作り上げていくことです。目標を達成できるチームを作り上げるには、それぞれのチームメンバーの得意分野が何かを把握しつつ、各メンバーが自発的にアクションできる環境を構築する必要があります。

チームビルディング研修の目的

チームビルディング研修は、実施する階層によって目的が異なります。全社を対象にした場合は「帰属意識を高める」、管理職なら「部下の能力開発などによって目標達成するチームを構築する」、中堅社員なら「管理職とメンバーの橋渡し」、新人は「主体的に動ける環境づくり」など目的が変わります。

チームビルディング研修を実施する際のポイント・注意点

チームビルディング研修を行うポイントは以下の4つです。

  1. 目標を明確にする
  2. 個人能力の強化ではなくチーム力の強化を意識する
  3. 参加者全員にとって意義のある研修にする
  4. 研修後に振り返りを行う

まずは、自社の状況、チームの状況を見極め、どのようなチームにしたいのか、目標を具体的に考えてから、研修内容の企画を進めます。

研修内容は個人単位ではなく、チーム全体が団結できるものにすると、チーム力アップにつながります。ただし、内容は一部の人だけ注目されるようなものではなく、参加者全員が参加する意義を感じられるように注意が必要です。チームの一員として自分が必要である、と思える内容にするとより効果的です。

研修後には振り返りを行います。メンバー同士で感想を話し合いながら研修について振り返ることで、研修内容が定着しやすくなり効果を高めることができます。

チームビルディング研修を選ぶ際のポイント

チームビルディング研修を選ぶポイントは、目的に合った研修を検討することです。また、依頼する会社を選定することも重要です。

POINT01目的に合った研修を検討する

チームビルディング研修を選ぶ際は、まず研修の目的を明確化することが大切です。自社の経営課題を踏まえたうえで、自社が目指す姿や目標を明確にします。どのような組織を目指しているのか、会社として何を求めているのかをしっかりと考えた上で、目的に合った研修が何かを検討し、自社に適した研修を選ぶことが大切です。

POINT02依頼する会社を精査する

チームビルディング研修を実施している会社は多くあるため、複数の会社を比較することをおすすめします。会社によってプログラム内容や費用、フォロー体制などは異なります。自社の目的に合ったプログラムがあるか、予算内で収まるかなどを確認します。また、担当者に時間配分やプログラムの詳細などを細かく聞いておくことも重要です。

チームビルディング研修の手法

チームビルディング研修としてよく使われる手法を4つ紹介します。ここでは、チームが一丸となれる手法をピックアップしました。

01お手軽なゲーム形式

ゲームを通じて自然なコミュニケーションが取れるため、結成して間もないチームやメンバー同士の面識があまりなく距離感があるチームなどにおすすめの手法です。一般的には、数人でチームになって競い合い、勝利を目指す形が多くなっています。

たとえば、出されたお題を言葉ではなくて体で表現してチームメンバーに当ててもらうジェスチャーゲームがあります。特に道具などを用意する必要がないため、気軽に行うことが可能です。

また、指定されたキーワードやテーマでプレゼンを作り上げ、チームごとにプレゼンテーションを行う条件プレゼンゲームもおすすめです。そのほか、紙を使ってタワーを作成するペーパータワーゲームなどさまざまなゲームがあるため、自社に合ったゲームを選ぶことができます。

02体を動かすアクティビティ形式

身体を動かすゲームを実施する研修もあります。アクティビティ形式の研修を行うことによりスポーツ感覚でチームワークを高められるため、チームの連携力の強化につながります。また、リーダー育成や信頼関係の構築なども期待できます。

具体例としては、社内運動会が挙げられます。運動会の開催には事前の準備が必要となるため、事務局メンバーを選抜することで準備段階からチームビルディングが行えます。また運動会はチーム対抗であるため、チームとしての結束力やモチベーション向上につながる、コミュニケーションが活発になるといったメリットもあります。

運動会本番だけでなく準備段階からチームで協力できるため、スムーズなコミュニケーションにつながります。

03合宿形式

同じ宿に泊まって一緒の時間を過ごす合宿形式の研修もあります。合宿形式では数日間チームメンバーと一緒に活動するため、メンバー同士の理解が深まり強い信頼関係の構築が容易となります。普段の職場では見られない一面に触れることで、より一層、互いの理解が深まります。

また、仕事の合間に研修を行うのではなく泊まり込みで研修できるため、集中的にスキルや知識を習得できることもメリットです。

ただし、合宿形式の場合には、場所や日数、研修の内容によっては宿泊費や交通費、その他設営などに費用がかさんでしまうため注意が必要です。そのため、ある程度の予算を確保しておく必要があります。

04知識・ノウハウ形式

知識・ノウハウ形式とは、座学を通してチームビルディングとは何なのかを学ぶ手法です。チームビルディングに関する基本的な知識、たとえばコミュニケーションスキルやチームビルディングに関する考え方などを、座学で学びます。そのうえで、ロールプレイングなどを実施してアウトプットし、知識を浸透させる形式が多く見られます。

座学を通して学ぶ形式の研修の場合は、チーム全員がチームビルディングとは何なのかを共通認識として身につけられるというメリットがあります。ただし、知識を身につけるだけで終わってしまっては目的達成にはつながりません。また、身につけた知識をアウトプットしていくことを意識しなければ研修の意義が薄れてしまうため、知識の活かし方も確認します。

チームビルディング研修 企業の成功事例3選

チームビルディング研修を企画する際には、他社の事例も参考にすることがおすすめです。ここでは、企業の成功事例を3つ紹介します。

01 社員合宿 株式会社博報堂ケトル 様

課題
同社は企画力を磨くため、もともと社員研修を合宿の形で行っていたものの、自社のコンセプトのフィロソフィーを社員により徹底的に考えさせる機会をもつとともに、実体験による良質なインプットを行えないか、との課題がありました。
取り組み
合宿のコンセプトを「ケトル学級」に決定し、沖縄の廃校で社員合宿を実施しました。さまざまな先生による授業をしてもらうという形式です。
実施効果
沖縄方言講座や三線講座などの沖縄らしいプログラムなど、一見仕事とは無関係に見える体験を通して、仕事につながる学びが得られたという声があがっていました。
詳細はこちら
https://www.jtbbwt.com/business/case-study/solution/travel/detail/id=1321

02 7つの習慣®Outdoor フォルシア株式会社 様

課題
同社は業務上、営業社員同士の人間関係や協力体制が希薄になりがちで、関係性強化が課題でした。また、研修参加者に対しても、研修で得た気づきを習慣化し、実践に生かすなど、より前向きに取り組めないか、と方法を模索していました。
取り組み
アウトドア体験型社員研修「7つの習慣®Outdoor」を利用し、会社としては初めての1泊2日研修を実施しました。
実施効果
行きの電車ではほぼ会話がない状態でしたが、研修を終えた帰りの電車では会話が弾むなど、早速効果が見られ、日常業務においても各社員の関係強化につながっています。
詳細はこちら
https://www.jtbbwt.com/business/case-study/solution/meeting-event/detail/id=2261

03 CAMPING OFFICE 全国経営者団体 様

課題
同団体からは、しっかりとミーティングができる場所で、参加の経営者同士での深い交流を促進したい、という課題がありました。
取り組み
開催場所は神奈川県三浦半島の観音崎京急ホテル内にある「CAMPING OFFICE KANNONZAKI」で、全国から9名の参加者が集まって研修を実施しました。
実施効果
非日常的な空間でのミーティングやビジネス講座だけではなく、焚火を囲んでのトークなど非日常の空間を通じて、参加者の「思考」と「思い」を深いレベルで共有でき、有益な気づきや学びが得られたという声が上がっています。
詳細はこちら
https://www.jtbbwt.com/business/case-study/solution/meeting-event/detail/id=1816

まとめ

今回は、チームビルディング研修について、研修の概要や目的、実施する際のポイント、チームビルディング研修の手法から、企業の成功事例まで紹介しました。ビジネスではチームで協力して働くことの重要性はますます高まっており、チームビルディングについての理解を深めることはとても有効です。

チームビルディングにおいてはさまざまな形式での研修の手法があるため、研修の目的を明確にして、適切な手法を選択するようにしましょう。

また、テレワークによるストレスや社員同士のコミュニケーション不足を感じている企業も多い傾向です。自宅から参加できる企画やチームビルディングプログラムを導入された、フォルシア株式会社様のインタビューを紹介しています。

本記事に関するお問い合わせ、ご相談、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

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