JTBは⾷品ロス削減の共創プロジェクト、「Sustainable Voyage Project」始動に伴い、第一弾として規格外野菜を活用した缶詰で食品ロス削減をする「ロス旅缶」を開発しました。
「ロス旅缶」とは、生産農家より排出される規格外野菜を活用した「缶詰」です。レシピを考案するのは、SDGsへ積極的に取り組むホテルのシェフ。規格外野菜を「缶詰」の商品として新たに価値をつけることで、食品ロスの削減に貢献していく取り組みです。サステナブルな社会の実現のために、「ロス旅缶」を社内外で活用してみませんか?
「Sustainable Voyage Project」の背景
世界では食料生産量のうち、3分の1に相当する13億トンが廃棄されています。日本でも、年間522万トンとされる食品ロスの推計値に加え、収穫されながら出荷されない野菜は年間177万トンに及びます。
本プロジェクトは社内活動である「未来創造部会」において、この問題に着目した社員のアイデアからスタートをしました。
JTBでは「SDGs推進」「サステナブルな社会形成」を企業の責任として捉え、東京都が推進する「人や社会、環境に配慮した消費行動」である「エシカル(倫理的)消費」の普及啓発を推進する活動「TOKYOエシカルアクションプロジェクト」のパートナーにも参画をしています。本プロジェクトはJTBが推進するサステナビリティ活動との親和性が高く、新規事業として投資を行う判断に至りました。
「ロス旅缶」とは?
生産農家より排出される規格外野菜と、「事業パートナーであるSDGsへ積極的に取り組むホテル・旅館・レストランのシェフが考えたレシピ」をJTBがマッチングし、2年以上の賞味期限がある缶詰=様々な需要(ギフト・アウトドア食・非常食等)に貢献できる商品へと生まれ変わらせる、という事業です。この商品が食べられれば食べられるほど、農家様が手塩にかけた野菜が日の目を浴び、廃棄野菜が減ります。そして気候変動抑止にもつながります。「ロス旅缶」を利用することで、持続可能な社会の実現を進めてみませんか?
「ロス旅缶」の特徴
「ロス旅缶」の特徴は、以下の3つです。
商品のラインナップ
世界各地のメニューがお楽しみいただけます。
規格外野菜について(含有率:28.6%)
- 赤パプリカ(含有率:7.1%)&黄パプリカ(含有率:7.1%)
- 人参(含有率:7.1%)
- ズッキーニ(含有率:7.1%)
規格外野菜について(含有率:4.4%)
- 玉ねぎ(含有率:4.4%)
規格外野菜について(含有率:41.4%)
- 人参(6.2%)
- 蓮根(5.4%)
- 玉ねぎ(11.0%)
- じゃがいも(15.4%)
- ごぼう(3.3%)
規格外野菜について(含有率:38.2%)
- 鮟鱇(11.1%)
- 蓮根(17.26%)
- 椎茸(9.86%)
こんな企業様におすすめ
利用シーン
パートナー紹介
01サステナブル・ブランド CANNATUREL(カンナチュール)
日本全国の生産者とつながり、共に商品開発に臨む「共創開発」に取り組み、缶詰の小ロット製造工場と連携する仕組みを構築しました。日本各地の価値の高い素材を「缶詰調理=密閉加熱調理」という缶詰ならではの調理方法を活かして美味しく賞味期限の長い様々な加工食品プロダクトを発信しています。
公式サイト: https://can-naturel.jp
02株式会社ファーマーズ・フォレスト
次世代のアグリカルチャーとエコツーリズムを目指した「ものづくり」「ひとづくり」「まちづくり」に挑戦し、全国の各地域と連携協働しながら、活力ある「ローカルブランド」を総合的にプロデュースし、地域商社機能を担う企業です。
03東京ドームホテル
東京ドームホテルは、歴史的遺産に囲まれた文京区に位置し、単にリラクゼーションを提供するだけのホテルではなく「楽しさ」や「遊び心」を盛り込んだ、エンターテインメント性あふれるホテルの姿を目指しています。また、SDGsをミッション・ステートメントへつなげ、業務と関わりの深い重点課題への取り組みを通じ、お客様だけではなく関わるすべての方々の“楽しさ”の実現と共に豊かな社会の実現へ貢献します。
04株式会社クラダシ
Kuradashiは、楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケットです。フードロス削減を目指し、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう可能性のある食品などを、おトクに販売しています。さらに、売り上げの一部を環境保護・災害支援などに取り組むさまざまな社会貢献団体への支援に充てています。
公式サイト: https://corp.kuradashi.jp/
05eat for
“食べることが、社会貢献に。”そんな想いでeat forは、自然災害や出荷先の変動により行き場の失った食材を積極的に購入しています。食べて、つながる。食べて、つなげる。今日のお食事が、自然相手に一生懸命に育てる農家さんを支え、日本の豊かな田畑や文化を次世代へ守り、つないでいきます。もちろん、栄養いっぱいヘルシーなので、食べることで、健康に。健康でいることも立派な社会貢献。できることから、ひとつひとつ。しあわせな未来を、食べることで、一緒につくっていこう。これが、eat forに込めた想いです。
06ホテル日航つくば
筑波山を望み、四季の自然もお楽しみいただける国際都市「つくば」の中心に位置。洗練された空間と、 伝統あるホスピタリティで皆様をお迎えします。レジャーやビジネスの様々なシーンでご利用いただけます。SDGsの活動に賛同いたします。私たちが行う一つ一つの取り組みは小さいものかもしれませんが、一人ひとりが継続して活動することで大きな目標達成に貢献をしていきたいと考えています。
07リフレかやの里
サービスの可能性や価値に協賛した企業・団体の支援を受けております。農家レストランと宿泊サービス、農産加工とパン・ケーキ製造で、地域と密接につながり合いながら、就労継続支援事業を実施しており、障害者の労働・発達・生活を保障し、生きがいを持って生活できることを目指しています。
08国分グループ本社株式会社
創業300年を超える歴史をもつ老舗食品・酒類の総合卸売業。食品、酒類の卸売業のほか、物流や製造、商品開発、貿易業など『食のマーケティングカンパニー』として、日本の食文化を支えています。また食品ロス削減のため、食品流通において貢献したいと考えています。
公式サイト: https://www.kokubu.co.jp/