富士フイルムグループの「写真・映像・情報サービス」の分野において、国内向けに事業を展開している富士フイルムイメージングシステムズ様が、大自然の中で実際にカメラの撮影体験ができるイベントを実施しました。撮影場所は、お試しいただくミラーレスデジタルカメラGFX100SⅡの性能にマッチしたロケーションを、富士フイルム様とJTBが全国の景勝地から厳選。参加者に国立公園の絶景で撮影をお楽しみいただき、商品の魅力を体感していただく事で、販売につながりました。

- 背景
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富士フイルム様は、カメラのユーザーに効率的にリーチし、ミラーレスデジタルカメラGFX100SⅡの機能性や世界観を訴求し、販売促進につなげたいと考えていました。そのような中、中国でカメラの撮影体験会の全国キャラバンを行い販売が伸びたという成功事例があり、日本での実施を検討されました。カメラの撮影体験会は、東京や大阪など都市部での実施はありましたが、地方での実施は経験が無かったため、お付き合いがあったJTBに相談いただきました。
- 課題
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- GFX100SⅡの魅力を伝えるのに最適な被写体を探したい。
- 全国で実施したいが、都市型イベントしか経験が無いのでノウハウが無い。
- 実施内容
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全国3カ所の国立公園で、「Hello GFX秋のスペシャル撮影会(体験会)~美しい自然を残そう~」を実施しました。当日会場で体験イベント「タッチ&トライ」を同時開催しました。
実施概要
- 2024年11月2日(土)~3日(日)
- 奈良県 吉野熊野国立公園 みたらい休憩所
- 撮影会人数:11/2(土)計8名様、11/3(日)計18名様
合計26名様 - タッチ&トライ人数(アンケート回収数):計32名様
- 2024年11月9日(土)~10日(日)
- 新潟県 妙高戸隠連山国立公園
- 撮影会参加人数:11/9(土)計18名様、11/10(日)計9名様
合計27名様 - タッチ&トライ人数(アンケート回収数):計129名様
- 2024年11月23日(土)~24日(日)
- 北海道 阿寒摩周国立公園
- 撮影会参加人数:11/23(土)計12名様、11/24(日)計10名様
合計22名様 - タッチ&トライ人数(アンケート回収数):合計38名様
- アンケート回収総数
- 撮影会 合計91名様
タッチ&トライ 合計199名様
募集方法
申込サイトを構築し、GFXのHPやユーザーへのメルマガ等で告知しました。参加者の集約や管理、案内には、Webエントリーシステム“AMARYS(アマリス)”を利用しました。事務局から、参加者が登録したメールアドレスに、集合時間、場所、持ち物、注意事項等、必要な案内をお送りしました。
当日の流れ
事前に申し込んだ方
国立公園の最寄駅で集合➡バスで撮影会場に移動➡ビジターセンター等の屋内でプロカメラマンによる撮影レクチャー(約40分)➡ミラーレスデジタルカメラGFX100SⅡを貸出➡各自絶景スポットを回って撮影(約1時間)➡カメラ返却➡アンケート回答➡バスで駅に戻り、解散
タッチ&トライ参加者の方
国立公園に居合わせた人に「無料で絶景を撮ってみませんか?」と呼びかけ、体験してアンケートにお答えいただいた方にJTBの商品券が当たるキャンペーンを実施し、接触人数を増やしました。
- 2024年11月2日(土)~3日(日)
- JTBがお手伝いしたこと
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- 国立公園の場所の提案
- スキームの提案
- 申込みサイト構築
- 現場と交渉しての場所の確保、準備
- 機材関係(スクリーン等)手配
- バス手配、当日の斡旋
- アンケート(参加者、タッチ&トライ)作成、集計
- スタッフ宿泊、食事手配
- ロケハン(下見)報告書作成
- 撮影コースの提案、時間調整等
- 国立公園基金への寄付の実施
- JTBならではのサポート
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国立公園での撮影会は、JTBが国立公園オフィシャルパートナーだからこそ、スムースに提案・実現できました。Webエントリーシステム“AMARYS(アマリス)”を用いた参加者集約や、JTBと取引のあるリサーチ会社と連携して制作したアンケートも好評でした。
「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の旅行導線上でさまざまなタッチポイントをご用意して、旅のチカラを活用した「記憶に残る」プロモーションを実現します。プロモーションを計画されている企業の方は、ぜひ、お問合せください。
- お客様の声
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準備から実施、事後のアンケート集計まで、スムースに実現でき、富士フイルムの方からは高い評価をいただきました。奈良県の初日午後が悪天候により中止となりましたが、臨機応変に対応し、多くの参加者には翌日ご参加いただく事ができました。
最高画質のカメラを使って絶景スポットで撮影ができ、参加者の方々には大変ご満足いただきました。アンケート結果から、撮影会参加者およびタッチ&トライ体験者の主な被写体は風景や花、植物だったため、国立公園というロケーションは大正解でした。
- 導入効果
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最高品質のミラーレスデジタルカメラは高額なので、事前アンケートで「買いたいと思う」と回答した参加者はいませんでしたが、メーカーウェブサイトでの購入で利用できるクーポンの利用実績から、参加者の13%が購入した事が確認できました。メーカーウェブサイト以外からの購入や、クーポン期限が切れた後に買う人いる可能性がある事からも、実際に購入した方はもっと多い可能性があります。
本イベントは参加者の75%が男性で、相対的に年齢が高く、一般の方と比べて世帯年収や個人年収が高いと推測できます。過去の都市型イベントの購入率と比較すると、被写体が目の前にある撮影会形式がターゲット層を誘引し、イベントの成功につながったと考えられます。
- おすすめポイント
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参加者データをもとに最適なロケーションを選定し、関係機関との連携体制のもとで安全かつ効果的なイベントを企画。現場では臨機応変な対応によりスムーズな運営を実現しました。自然の中で最新機種を体験し、ブランドへの理解と共感を深める、プロモーション施策となりました。データを活用した体験型プロモーションに興味のある方は、ぜひお問い合せください。

お客様のご要望に叶うロケーション(被写体)が、最重要事項でしたが、JTBの強みを活かしたご提案にてクライアントと撮影会ご参加者の両方にご満足いただけ、とても嬉しく思っております。
今回は国立公園という場所でしたが、これからも新たなテーマでJTBでしか成し得ない企画を開発し、更に皆さまに喜んでいただけるよう、努めて参ります。