事業変革の取組みを共有するため、年に一度開催される社内TQM大会(Total Quality Management)。2020年度はコロナ禍でリアルでの開催ができない中、ZOOMを活用してオンラインでの開催に無事成功しました。2021年度はオンライン参加者とのさらなるコミュニケーション活性化に向けた新たな取組みに挑戦したい!と、新システムを導入し、企画から運営まで若手社員を中心に進め、新たなかたちとして成功したトヨタ車体株式会社様の事例をご紹介します。
- 背景
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毎年リアル(対面)で開催してきた社内TQM大会(Total Quality Management)。コロナ禍で2020年度は運営スタイルをオンラインに変更して実施。初めての試みですべて手探りの中、ZOOMを活用してオンラインでの開催に無事に成功しました。2021年度は、オンライン参加者とのさらなるコミュニケーションの活性化を目指し、何か新しい取組みができないかとご相談をいただきました。お客様の要望に合うコミュニケーションツールをいくつかご提案させていただき、その中でリアルタイムアンケートシステムの導入を決定いただきました。
- 課題
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さらなる行動変革につなげるための事業変革の取組みを共有
- 発表者(配信会場)とオンライン参加者の相互のコミュニケーション
- 参加者の表情がリアルタイムでわかりにくい
- 社員による本音の議論がしにくい
- 参加者の参加意義を高めるしかけづくりがむずかしい
- 大会概要
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- 開催日時
- 2021年11月3日(水)
- 開催形態
- オンライン開催
- 参加者
- 会社役員及び社員
- 人数
- リアル参加者50名、オンライン視聴者約1300名
- テーマ
- 『ビジョン2035年達成に向けた第一歩 ~さらなる行動変革へ~』
- 当日のスケジュール
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パネルディスカッション(75分)
「行動変革実践者によるパネルディスカッション」
入社2年目~10年目の行動変革実践者7名(登壇者)による発表(一人5分)リアルタイムアンケートシステムを使用したQ&A、意見交換
「わたしたちが感じた、一歩を踏み出してみて感じたこと」登壇者/ Q&Aの内容(一部抜粋)
- A社員:入社10年目
- 行動すると衝突することがあります!まだまだ壁があります!
Q.「あなたの壁を教えてください!どうして壁があると思いますか?」- A. 目標と機能が違うから
- A. 相互理解度が低いから
- A. 認識合わせしてないから
- A. 自部署最適
- B社員:入社10年目
- 部署間の壁を取り払って一丸となって取り組みたい!
Q.「工場が一丸となって進んでいくのに何が必要だと感じますか?」- A. 上位からの強いトップダウン
- A. 考える、話し合うきっかけの場
- A. 目標、目的の共有
- A. 継続的なワーキンググループの実施
- JTBの強み
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- お客様の要望に沿ったご提案
- 関係機関との連携
- これまでオンラインイベント等で培ったノウハウ、知見
- 導入効果
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リアルタイムアンケートシステムの使いやすさが参加者にとても好評で、役員からも新しい取組みに対して高い評価をいただくことができました。若手社員が主体となり企画から行ったパネルディスカッションは、今まで視聴しているだけだった参加者の参加意識を高め、社員同士のいい刺激にもつながりました。参加者からは「すべての言葉が心に刺さり、まずは目の前の仕事をポジティブに捉えて進めたい」「チャレンジの気持ちを忘れずに、新たな取組みを始めたい」「自分を変えるのは難しいが、まずは一歩踏み出すことから始めたい」といった前向きなコメントをいただくことができました。
- おすすめポイント
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オンラインイベント開催にあたり、不安や課題をお持ちの企業担当者様。オンラインイベントを充実させるため、企業様のご要望にマッチしたオンラインツールのご提案から企画、当日の運営までトータルサポートさせていただきます。今までとはひと味違うオンラインイベントを活用して、社員のモチベーションアップや、社員同士のコミュニケーション活性化を実現させませんか?ぜひお気軽にご相談ください。
長らくご担当させていただいている企業様に対し、経営にまつわる重要な会議運営について一部であれ、お手伝いできたことに喜びを感じております。コミュニケーションに関する課題は企業規模にかかわらず永遠のテーマであると実感致しました。コロナ禍においては、多くの企業様が新しいコミュニケーションを模索し、試行錯誤に苦労していらっしゃいます。これからもオールJTB内で知見を高め、企業様の組織価値を高められるご提案を続けてまいりたいと思います。