海外出張や海外視察が難しいコロナ禍で、なんとか現地の最新情報を得る方法はないか。そんなシステム関連会社様のお悩みにお応えするため、プログラム内容を一からアレンジ、試行錯誤しながらアメリカと日本をオンラインでつないだ、海外スタディワークショップをご紹介します。
- 背景
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例年、会員様向けに実施してきた海外視察ツアーが、コロナ禍で実施が難しい状況に。代案として、オンライン企画のご相談をいただきました。海外に駐在員がいるという他社にはない強みと、提案の早さ、企画内容がお客様のご要望にマッチし、オンライン海外スタディワークショップの開催が決まりました。
- 課題
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- 初めてのオンライン海外スタディワークショップをすべて一から企画、アレンジ
- 実施決定から開催までスケジュールがタイト
- 現地との連携、情報収集
- 日本にはまだない最新テクノロジーを現地視察に行ったのと同様に学べるコンテンツ
- 一方的なセミナーとは異なる、視聴者参加型のスタディワークショップ
- プログラム概要
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- 開催日
- 2021年2月初旬
- 参加者
- 100名
- 開催場所
- オンライン
- 内容
- シリコンバレー駐在員、サンフランシスコ支店長が現地よりレポートしたオリジナルコンテンツ
- プログラム内容
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オープニング(5分)【動画視聴】
シリコンバレー先進サービス体験動画(録画)紹介(15分)- Google Mapより利用されるナビゲーションアプリ(ユーザー体験風景)
- ラストマイル※1のアーバンモビリティ(検索・利用から完了までと、ユーザーインタビュー)
- サンフランシスコやニューヨークで急増するDirect to Consumer※2モデル
- オンデマンド無人宅配 有人から無人へ、その先はドローンの普及(アプリ操作から宅配完了、決済まで)
- 通信事業者と利用者を結ぶ最後の区間
- 製造から販売までを垂直統合したビジネスモデルのうち、インターネット上の自社ECサイトを中心に販売するモデル
【ワークショップ】
シリコンバレー発スタートアップDEEP DIVE(40分)- 「ユーザー課題発見・ニーズ研究」と「それを実現するビジネスモデルと技術」から日本での活用可能性
- ビジネスモデルの本質に迫る・参加者とのテキストQ&Aなどを活用したインタラクティブワークショップ
「このサービスを利用したことがありますか?」と3回投票を行う。
質疑応答(5分)【動画視聴】
シリコンバレー式イノベーションからコロナ禍の価値創造を考える(20分)- VC(ベンチャーキャピタル)との現地インタビュー
- WalmartやAmazonなど大企業のイノベーションについて
- 新型コロナによるトレンドシフトについて
- シリコンバレーの本質的バリューについて
- 日本のサービスはシリコンバレーにはすでにあるという事実
- サービスデザインやCX(カスタマーエクスペリエンス)、EX(エンプロイーエクスペリエンス)の重要性
質疑応答(5分)クロージング・次回予告(5分)
- 導入効果
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以前は会員20名様ほどで実施してきた海外視察ツアーでしたが、オンラインでの実施により応募が急増。約100名様に参加いただき、在外支店との連携により、外部委託と比較し費用面も抑えることができました。参加者を飽きさせない工夫として、チャットによる質疑応答や、視聴者に投稿してもらうなどの視聴者参加型のワークショップを取り入れたことも参加者に好評。「自ら撮影し説明された点や、色々と情報収集され勉強されていることに親近感を感じ、他のセミナーと比べられないくらい良かったです。」「新しいことに触れることができ、モチベーションアップにつながりました」「シリコンバレーの実際の動画で、現地に行かなくても様子が大変よく分かり良かったです。」「人数限定の海外スタディになかなか参加できなかった部分が、プログラムの企画と構成がとても良い今回のワークショップでイメージすることができて参考になりました。」といった満足の声をいただきました。
- おすすめポイント
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今までのように海外視察ツアーを実施して、海外の最新情報が知りたい、しかしいつ実施できるか先の見通しが立たず、お悩みの企業ご担当者様。実際に現地に行って見てきたもの以上に最先端の情報を得ることができ、短時間での視聴が可能なオンライン海外スタディワークショップをぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
当初は海外視察ツアーの代案としての提案でしたが、お客様と打ち合わせを重ねる中、人数の制約が無いオンライン開催だからこそ、例年ツアーにご参加いただく方以外にも多くの方へご参加いただけるようオンラインワークショップという新しい形での開催が決定しまた。海外に幅広いネットワークを持っているJTBだからこそ、参加者が知りたい最新の現地情報やトレンドなどをお届けすることができたと思っております。